2024-01-01から1年間の記事一覧

幻の「諏訪跨線橋」を検証してみる。

タイトルからして意味不明だと思う。そもそも「諏訪跨線橋」とは何ぞや?…だろう。今回は、四日市鉄道㈱(※現在の近鉄湯の山線)が大正初期つまり鉄道敷設最初期に計画していたと思われる、現在の四日市市諏訪付近での三重軌道㈱(※後の三重鉄道㈱、現在の四日…

三重軌道・幻の「保光苑停留場」について

大正元(1912)年から5年まで存在していた三重軌道㈱。今回は昨年7月1日付の当ブログ「『幻の四日市連合駅』成立の真実。(前編)」内でほんの少しだけ登場した三重軌道㈱初期のわずかな期間のみ存在したと思われる「保光苑停留場」について書いていく。 とは書…

三重軌道が諏訪新道への敷設を断念したのはいつ?

三重軌道㈱が当初は諏訪新道に軌道を敷設しようと計画していたことは、この場でこれまで何度となく解説してきた。最終的には、諏訪新道よりやや南側の空閑地を買収し四日市鉄道㈱と並走する形で新設線路を敷設するという形に落ち着くわけだが、三重軌道㈱は…

うつべ街かど博物館は四日市随一の博物館。

四日市市采女町にある「うつべ町かど博物館」。 杖衝坂の中腹に建つ博物館全景。写真下の白いコンクリート道路部分が旧東海道。 地元・内部地域の歴史や文化を伝える旧東海道沿いの古民家を利用し運営している、地域住民手作りのミニ博物館だ。毎週金曜と日…

四日市鉄道㈱誕生は、明治44年5月27日。

前回記事に対して、大正5(1916)年3月に湯ノ山~四日市間を開業させた四日市鉄道㈱(※現在の近鉄湯の山線)が誕生したのはいつになるのだろう。三重軌道㈱と同様に会社設立年月日を調べてみると、明治44(1910)年6月15日付『官報』商業登記欄に「明治44年5月27日…

三重軌道㈱誕生は、明治43年12月が正解。

新年最初の記事は、ストレートかつ簡単な話題から始めようと思う。 現在の四日市あすなろう鉄道はいつ誕生したのだろう。そんな素朴な疑問を抱いた方はまず間違いなくスマホ片手に「■ikipedia」等で検索をかけて調べるだろう。あるいはそういう端末を持って…