2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和初期、激動の諏訪~四日市間について。

1916(大正5)年2月5日、院線(現JR)四日市駅の西側から諏訪駅(現在の諏訪栄町)間を、先に開通していた三重軌道㈱(後に三重鉄道㈱と改称)と並行するように四日市鉄道㈱が蒸気軌道を開通させる。大雑把に説明すると、現在の近鉄四日市駅からJR四日市駅(の少…

前回の続き、「伊勢八王子」駅の名称について。

前回「伊勢八王子」駅の名称の変遷について書いた。この問題は僕も以前から気になっていたので、色々な資料を検索しては何か手掛かりがないかと調べている途中だった。「八王子村」⇒「伊勢八王子」への変更時期は「昭和2~5年の間」と前回書いたと思うが、つ…

「伊勢八王子」駅の名称について。

前回の書き込みで「諏訪駅の「転車台」について…」という話をしたが、現時点でまだ資料の出典元が確定できていないため(汗)延期とすることとしました。すみません。次回にはより分かりやすくするため当時の写真を掲載しようと思うのですが、そのための出典先…

諏訪駅のことが知りたい。

四日市港からの貨物運搬を敷設の主眼としていた「三重軌道㈱」(※後に「三重鉄道㈱」と改称)は、1912(大正元)年の日永~八王子村間を皮切りに、日永~南浜田間、南浜田~諏訪前間と少しづつ延伸開業距離を伸ばしてゆき、ついに3年後の1915(大正4)年12月、諏訪…

三重軌道㈱の生みの親、伊藤六治郎。

前述した三重軌道㈱は1910(明治43)年12月28日に創立総会を開催、取締役筆頭・伊藤小左衛門以下計7名をもって設立された。 しかし、実際に三重軌道㈱八王子線が走る地元・四日市市四郷村の歴史をまとめた冊子『四郷ふるさと史話』(平成11年12月20日初版・発行…

全ての始まりは三重軌道㈱から。

★注意★ 2023年現在、調査が進んだこともあり本記事の内容とはかなり異なった歴史及び解釈になっております!詳しくは最近の記事をご覧下さい 現在四日市市内を走る「四日市あすなろう鉄道」の起源は、1912(大正元)年8月14日に日永~八王子村駅間を開業した「…

最初に疑問に思ったのが、西日野駅。

お風呂入浴のため、一時中断。 多くの鉄道ファンの方が昭和30~50年代当時の近鉄八王子線の写真を残して下さっていたおかげで、あたかも自分が乗ったことがあるような錯覚さえ覚えるほどの鮮明さで電車や駅、周囲の風景を感じることが出来ました。その中で、…

今、個人的に、八王子線のことがすごく知りたいんです。

今、個人的に、八王子線のことがすごく知りたいんです。 ふとしたことがきっかけで、近鉄八王子線の事を調べ始めた。 …あ、今は「四日市あすなろう鉄道八王子線」という呼称になっている。2014年まで近畿日本鉄道(近鉄)が保有・運営していた三重県四日市市内…